読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

楽しい人生日記

雑感、時々カメラ

議論

話し合いと攻撃とを間違えてはいけない。正直、「議論に勝つ」という表現は危うさしか持っていないと思っている。議論や話し合いは相手を打ち負かしたり自分の正当性を主張する営みではなく、互いの考えや意見を持ち寄ってより良い物に作り直すための場面ではないのか。前者のような場は、精神的な殴り合いだ。意見をぶつけて相手を黙らせて悦に至っている人がいるとき、そこは既に議論ではなく目に見えない殴り合いが展開されている。議論に勝つのは実は簡単だ。相手の訴えたい事について一切考えず、自分の考えを強い口調でがなり立てれば良い。例え相手が理屈として正しく返してきても、耳を貸さずに繰り返し叫び続ければ勝てる。後は「論破してやった」と自信を持っていればそれで良い。
分かってはいるが、自分は小心者なのでどうしてもそれができない。にがてだ。だからいつも意見のぶつけ合い、議論の場では「負けて」しまう。そんなことを繰り返していたら、これまでの人生の過程で自分の意見をそもそも持たない方向に成長してしまった。
しかしこれが典型的な日本人らしい。地獄か。