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楽しい人生日記

雑感、時々カメラ

小和田駅

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日本秘境駅ランキング3位(2015年現在)、小和田駅に行ってきた。

 

豊橋駅から飯田線各駅停車に乗り、北東へ進むこと3時間。最初1時間程は地元民であろう乗客も多く居て、席も満席だったが、気が付くと大きな荷物を背負った旅行客が十数名程度しか残っていなかった。

 

途中から単線になるため、要所要所で登り電車との交換待ちで10分や20分停車することがあった。中部天竜駅では24分間もの間停車していたため、電車から降りて飲み物を買ったり構内を散歩したり出来た。3時間もの電車旅になるため、こういった気分転換もまた趣があった。

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多くの人たちは天竜峡駅を目指している様子だったため、小和田駅で降りたのは自分一人だった。秘境駅と言われる小和田駅、もちろん無人駅である。トンネルに消える車両を見送ると、いよいよ本当に一人ぼっちに。携帯電話ももちろん圏外で、人との接点を完全に失った事を感じた。

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駅舎から出ると、そこはすぐに散歩道。電車と徒歩以外では来ることが出来ないのが秘境駅の定義の一つであるようで、従って車道は見当たらない。

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帰りの電車が来るまで3時間。散歩道を行けるところまで行ってみようと決めた。

湖のように広がる天竜川の大きな流れに沿う形で道が敷かれてた。幸い天気も良く、気持ち良く歩くことが出来た。

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更に進むと壊れた橋があったようだが、この看板の先はかなり道が荒れており、また一人でいたこともあって危険を感じたのでたどり着くことが出来なかった。

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時間を考えて引き返し、駅周辺も散策することに。

駅からすぐの場所には廃製茶工場が。

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中はかなり荒れており、いろいろな設備がそのままにされていた。

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ヘルメットや靴が打ち捨てられており、かつてこの場で人が働いていたことを強く感じた。これらのものを使用していた人は、今どこで何をしているのだろうか。まるで滅びた世界に自分一人だけが取り残されたような感覚に陥った。

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最後に、駅構内にある思い出ノートに一筆書き、めったに来られないこの場所を撮って回った。実用性を失っている駅ではあるが、マニアの間ではかなり有名な場所なようで、人の出入り自体はよくあるようだ。手入れはされており、駅がボロボロということはなかった。

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新しめの軍手が。

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なぜ天竜川だけ右からなのか。

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有人駅だったころの名残が。

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水道には「この水は止めないでください」という注意書きが。無情にも、その水は止められていた。

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この駅、なんと3つの県の県境にある。本当に特異な駅だと思う。

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ホーム周辺でうろうろしていると、上り電車が来る事を告げる警鐘が。到着した帰りの電車にいそいそと乗り込んだ。綺麗に整備された電車内、切符を確認しに来る車掌、他の乗客、インターネットにつながる携帯。一瞬にして、現実に引き戻されたように感じた。

田舎を通り越した、秘境と言われる場所。想像以上に良い体験をした。またいつか必ず再訪することを心に決めて、帰途に着いた。